何のチェックもしないで出荷している場合は、故障品も混じっていることも必ずあるのでトラブルの元です。長い間放置してある中古車の様なものです。
レガシービジネスホンは元々安定した商品です。逆に私たち業者は、それに慣れてしまうと、万が一と言うこともありますので安全性については敏感になります。お客様は、ぜひ中古品の導入時には、以下の点をチェックしてください。
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|メニュー
- 危険1 主装置はゴキブリの住み家
- 危険2 リユースは無法地帯
- 危険3 保守やメンテナンスは無視!
- 危険4 機 能などのサポートに期待するな
- 危険5 追加に弱い販売体制
- 危険6 バッテリーを古いまま、搭載したまま設置しようとしていないか?
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|危険1 主装置はゴキブリの住み家
ビジネスホンの主装置をご覧になったことがありますか。そう、あの大きな箱のことです。一般的なオフィスでは、なんかの時に電話機自体の手入れはすることがあっても、主装置の箱をはずして中を掃除することはまずありません。一般の方がパソコンの箱を開けないのと同じです。
しかし、常に快適な環境で使用されているPCと違いビジネスホンの主装置はどうでしょう。毎日、毎日何百回以上も何千回以上も黙々と仕事をしているにもかかわらず、エアコンの空気からは最も遠く、全てのスタッフから無視されてオフィスの隅っこで埃をかぶっているのではありませんか。ああ、可哀想な主装置君。
さて、彼に同情するのは別にしても、主装置の内部は当然電気が通っているわけですから、温まり、ゴキブリなどにとっては格好の棲家になるケースもあります(飲食店などに多い)。
さて、もうお分かりですね。
危険性その1、良心的ではない中古ビジネスホンの販売会社は、少しでも経費を下げるために主装置の中には手を入れません。その結果、貴方の新しいオフィスに雑菌とゴキブリの宿が到着するのです。
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|危険2 リユースは無法地帯
まず、中古ビジネスホンのリユースに関しては中古品を販売している会社の企業姿勢により様々な形態で販売がされている事実をご存知でしょうか。
以下に簡潔に記しておきます。
■中古品を引き取ってそのまま販売している
■中古品を引き取って通電通話テストを行い販売している
■中古品を引き取って清掃後、通電通話テストを行い販売している
■中古品を引き取った後、洗浄、除菌、抗菌、再組立、通電通話テスト、検品後、販売している
というように大きく分けて4つ位の種類があります。なぜこのような状態なのでしょう。
それは、中古ビジネスホン業界が成熟しておらず、ビジネスホンのリサイクルシステムが国によって制定されていなく、全ての業者は個々の判断でリユース化をしているからなのです。つまり、同じ中古品、同じ価格でも販売会社によりリユース化に対しては全く違うとお考え下さい。
それでは、どのような基準でリサイクルビジネスホンの選定をすればいいのでしょうか。
残念ながら現段階では、ビジネスホンはリサイクル協会や日本環境協会のエコ対象商品として認定されていないため、基準がありません。
(このホームページの運営母体であるラピッドテレコムでは、現在日本で第一号のエコマーク認定ビジネスホンを取得するために活動を行いましたが、認定には至りませんでした)
皆様は、販売会社のホームページなどの情報から、衛生やリユースシステムに関する情報や企業姿勢を入手するしかありません。ホームページそのものの美しさや、商品の価格に騙されないように注意して下さい。
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|危険3 保守やメンテナンスは無視!
さて、丁寧なリユース化が終了しているかどうかは意外な部分に注目すれば分かる場合がります。それは、商品保守などの無料サポート期間です。
通常リユースに自信がない場合は保守や保証の期間を短く設定します。それもそのはず、いつ壊れるか分からない商品に対して長い保証を付けることは、当然それだけで経費倒れに繋がるからです。
逆を考えれば簡単ですね。
そうです、自社のリユース化に対して自信がある企業の保障期間は長いのです。ちなみに(一般的な例ですが)、いい企業は完全無料保証を1年以上つけます。逆にリユース化に手を抜いている企業は半年以下です。ひどい会社になると保証や保守を全く提示していない会社もあるくらいです。
それともう一つ、大切なことをお伝えします。
無料保証の対象や条件です。
あきらかなお客様の過失(電話機を壁に向かって投げつけた・・・(笑))以外は、全て販売会社がメンテや商品交換をするのが普通で、この線引きが中途半端な会社も避けたほうがいいでしょう。電話機故障なのにお客様のせいにされてお金を取られますよ。
電話は長寿命商品です。毎日、末永く使っていくものです。保証やメンテはとても大切な条件です。購入時価格のみに目を向けないで下さい。
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|危険4 機能などのサポートに期待するな
知っていますか、数年前のモデルのビジネスホンでさえ、その機能は数百あります。大手のビジネスホンメーカーの数は10社位、過去7年間にそれぞれが販売されたビジネスホンはそれぞれ数十種類、さらにたちが悪いことに、同じ機種でもビジネスホンは細かなバージョンアップを繰り返しています。
つまり、皆さんが良く見るビジネスホンでも、その種類は何千種類にものぼるのです。一般的な中古ビジネスホンの販売会社にそれだけの情報があると思いますか?
答えはあきらかなNOです。
NTT、日立、ナカヨなどでよく販売されてきたシリーズの商品くらいで、基本的には有象無象で販売されてきた商品の全ての機能や設定のマニュアルは販売会社にもないと判断したほうが正確でしょう。
その為、お客様は購入時に、機能マニュアルや設定のマニュアル(コピーでも上等)の存在を必ず確認してください。マイナーな機種ほど販売会社自体も処理に困って叩き売りするはずです。
わかりますよね、買った商品の使い方が分からなく、またその情報を得ることができない辛さを・・。
中古商品へのサポートはメーカーの保守業務の対象外(電話機のシリアル番号を伝える段階でサポートは受けられなくなります)、さらにメーカーそのものも5年以上経過した商品情報を確実に保有している保証はありません。
不思議かと思いますが、数年前の商品の商品カタログや商品の取扱説明書がメーカーにも存在しないなんてことは良くあります。
結論から伝えます。取扱説明書、設定マニュアルなどの情報が最初から完備されている販売会社や商品をチョイスするのです。
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|危険5 追加に弱い販売体制
危険のその1からここまでお読みになった読者の方ならばもうお気づきのことかもしれませんが、中古品の販売会社は引き取ってきた中古品をそのまま横流しにしているので、新品のように追加販売や交換を後々の考えている会社はそう多くありません。
でも、実際のオフィスはスタッフの人数の増減、部署の配置換え、新設部署の設置、引越しと、ビジネスホンを取り巻く状況は変化します。
中古のビジネスホンの購入でも、後々のことを見越して、追加や保守サポートの体制がしっかりとした会社でご購入することをオススメします。
見抜くポイントは一つ。
口頭確認ではなく、それぞれの会社が製作しているカタログや、ホームページで追加や保守対応の説明の部分があるかないかを確認するのです。後々のことがありますので、現物のドキュメントがなく、HP上だけならば、画面をコピーして持っておくほうが賢明です。
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|危険6 バッテリーを古いまま、搭載したまま設置しようとしていないか?
これは非常に危険です。
元々、主装置に搭載されているバッテリーは、定期交換が必要な消耗品です。これを交換せずに長年放置すると、バッテリーが液漏れをおこすことがあり、それにより発火するケースがあります。実際、この原因で火災が起こったNEWSも有りました。
中古ビジネスホン販売を手がける業者も最近増えましたが、新品販売のネタに、中古も売るという業者もあります。中古ビジネスホンは片手間という扱いです。バッテリーまで気が回るか?で、業者の姿勢がわかります。
※当社は、標準ではバッテリーを取り外してあります。
通常は問題ありません。どうしてもバッテリーを搭載し停電対応したい場合は、新品のバッテリーを搭載し、交換時期がきたら定期交換のご案内をします。
>新聞記事「出火にご用心」
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さて、長々とした文章に最後までお付き合いをしていただいてありがとうございました。しかし誤解をなさらないで下さい。中古品が悪いとは一言も言っていません。
当然、物は大切にしなければいけない。大量の工業廃棄物は、自然環境を壊す最大の原因です。ビジネスホンの中古品の危険性をきちんと認識しながら、いい中古品とめぐり合ってください。
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