本来、免許も必要な領域ですし安全の面からも、費用は掛かりますが私ども業者に依頼したいところです。
しかしながら、解っていてもお金が掛かるので自分でしてしまう人はいます。
昨日も、15年ぶりに電話が掛かってきて、もうビジネスホン要らないので、
自分で外したいとお問合せ頂きました。
そこで、ポイントだけは押さえて頂きたいので、お知らせ致します。
ビジネスホンは、一般的に、主装置やPBXから電話線→モジュラージャック→モジュラーケーブルの経路で、電源の供給を受けています。
なので、そのままニッパーなどで線を切断すれば、ショートします。
最悪、感電します。
それを避けるために、まず主装置の電源を落とします。
念の為、主装置のACコードも外してください。
主装置の電源ランプが完全に消えたことを確認してください。
この状態で、配線をニッパーなどで切断しても大丈夫です。
しかし電話線以外に、LAN配線なども一緒にある場合もありますので、注意してください。
そのLAN配線に、POE給電がされていれば、電話線と同様にショートする危険があります。
電気の線(タップなど)なら猶更危険です。
主装置のACコードを外したのに、主装置のランプがついている場合は、
停電用バッテリーが作動して、電源が供給されている状態です。
この場合、停電バッテリーを外さないといけなくなりますので、
御客様自身で対応するのには、ハードルが高くなります。
不明点あるのに、トライしてしまう場合、
・ニッパーのグリップ部分は、金属直接でなくビニールなどでカーバーされているものを使う
・厚手のゴム手袋をして、切断作業をする
・1本の配線を、そのまま切断するのではなく、被覆を抜いて、
中の線を1本1本切断させる。
そうやって切断すればショートしないのですが、
切断面をニッパーの先端があたって、
ショートさせないよう注意してください.
長らくご愛顧いただきました、ビジネスホンと
おさばらする際に、事故の無いよう気を付けてくださいますよう、よろしくお願い致します。