■安心できる中古ビジネスホン選びのポイント
何のチェックも行わずに出荷している場合、故障品が混入している可能性が必ずあるため、トラブルの原因となってしまいます。これは、長期間放置された中古車のような状態と言えます。
レガシービジネスホンは本来、非常に安定した製品です。しかし、私たち提供業者がその安定性に慣れきってしまうと「万が一」の事態を見落とす恐れがあるため、安全性の確認には常に敏感でなければなりません。
お客様におかれましても、中古製品をご導入される際には、ぜひ以下のチェックポイントをご確認ください。
|メニュー
- 危険1 主装置はゴキブリの住み家
- 危険2 リユースは無法地帯
- 危険3 保守やメンテナンスは無視!
- 危険4 機能などのサポートに期待するな
- 危険5 追加に弱い販売体制
- 危険6 バッテリーの劣化・放置による事故リスク
■危険1 主装置はゴキブリの住み家
ビジネスホンの「主装置」をご覧になったことはありますでしょうか。オフィスの壁際などに設置されている、あの大きな機器のことです。
一般的なオフィスにおいて、日常的に電話機本体のお手入れをすることはあっても、主装置のカバーを外して内部まで清掃することはまずありません。これは多くの方がパソコンの内部を開けて掃除しないのと同様です。
しかし、常に快適な室温で管理されやすいパソコンと比べ、ビジネスホンの主装置は厳しい環境に置かれがちです。毎日何千回もの通信を処理し続けているにもかかわらず、空調の風が届きにくいオフィスの隅で、埃をかぶったまま放置されているケースも少なくありません。
ここで注意が必要なのが、主装置内部の環境です。内部は常に通電しているため一定の温かさがあり、飲食店などを中心に、ゴキブリをはじめとする害虫にとって格好の生息場所(住処)となってしまうことがあります。
そして最も注意すべきは、中古ビジネスホンの品質管理です。 残念ながら、一部の不誠実な中古販売業者では、コスト削減のために主装置内部の清掃やチェックを行わないまま出荷しています。その結果、せっかくの新しいオフィスに、雑菌や害虫が潜んだままの機器が届いてしまうというトラブルが発生するのです。

■危険2 リユースは無法地帯
まず知っておいていただきたいのは、中古ビジネスホン市場では、販売会社の姿勢や体制によって品質管理レベルが大きく異なるという事実です。
一般的な中古品の販売形態は、大きく分けて以下の4パターンが存在します。
- レベル1:引き取った機器をそのまま販売(未清掃・未テスト)
- レベル2:通電・通話テストのみを行い販売
- レベル3:表面の清掃と通電・通話テストを行い販売
- レベル4:解体洗浄・除菌・抗菌処理・再組み立て・通電通話テスト・徹底検品を経て販売
なぜ、これほどまでに品質の差が生まれてしまうのでしょうか。 その理由は、中古ビジネスホン業界の歴史が浅く、国による統一的なリサイクル制度や統一規格がまだ制定されていないためです。そのため、すべての業者が独自の判断でリユース処理を行っているのが実情です。
つまり、「同じ中古品」「同じ販売価格」であっても、業者によって製品の衛生面や品質管理の工程は全く異なるとお考えください。
では、お客様はどのような基準で製品を選べばよいのでしょうか。 残念ながら現時点では、ビジネスホンはリサイクル協会や日本環境協会の「エコマーク認定」などの対象外となっており、業界全体の統一された選定基準が存在しません。 (※弊社でも日本初となる「エコマーク認定ビジネスホン」の取得に向けて活動を行いましたが、現行の制度上、認定には至りませんでした。)
そのため、現状ではお客様ご自身が、各販売会社のWebサイト等から「衛生管理の姿勢」や「リユース工程の透明性」を見極めていただくしかありません。Webサイトのデザインの綺麗さや、表面上の格安な価格だけに惑わされないよう、十分にご注意ください。

■危険3 保守やメンテナンスは無視!
丁寧なリユース処理が行われている製品かどうかは、実は意外なポイントに注目することで見極めが可能です。それは、購入後の「無料保証期間」の長さです。
自社のリユース品質に自信がない業者の場合、保証期間を短く設定する傾向があります。いつ故障するか分からない製品に長期保証をつけてしまうと、サポートコストがかさみ、経費倒れになってしまうためです。
逆に考えれば理由は明確です。 自社のリユース・検品プロセスに絶対の自信がある企業ほど、手厚く長期の保証期間を設定することができます。一般的に信頼できる優良企業であれば「1年以上の完全無料保証」を提示しますが、リユース工程に手を抜いている企業は「半年以下」、最悪の場合は「保証なし」というケースさえ存在します。
また、保証期間と併せて必ず確認していただきたい重要なポイントが「保証の適用条件」です。
お客様側に明確な過失(誤って落下・破損させてしまった等)がない限り、不具合発生時の点検や代替品交換を無償で対応するのが本来のサービス姿勢です。この適用基準があいまいな会社の場合、万が一の故障時にサポートを受けられなかったり、予期せぬ費用を請求されたりするリスクがあります。
ビジネスホンは長期間にわたり毎日使用する、非常に寿命の長い設備です。初期購入費用(本体価格)の安さだけに目を奪われず、購入後のサポートや保証体制まで含めて慎重にご検討ください。

■危険4 機能などのサポートに期待するな
数年前のモデルであっても、現在のビジネスホンには数百種類以上の機能が搭載されています。主要メーカーだけでも約10社あり、過去数年間に販売されたモデルや、マイナーチェンジ(細かなバージョンアップ)まで含めると、流通している製品は数千種類にも上ります。
ここで注意すべきなのは、一般の中古販売会社がそれら数千種類の全情報や操作マニュアルを把握しているわけではないという点です。
NTT、日立、ナカヨなどでよく流通している定番シリーズであれば対応できるケースもありますが、流通量の少ないマイナーな機種の場合、販売会社自身も取り扱いや設定に困り、投げ売り(格安販売)されているケースが散見されます。
さらに、中古品の場合メーカーからの直接サポートは受けられないケースがほとんどです。問い合わせ時にシリアル番号を伝える段階でサポート対象外となるほか、発売から年数が経過している製品は、メーカー自体に取扱説明書などのデータが残っていないことも珍しくありません。
購入後に「使い方が分からず、誰も教えてくれない」という事態に陥る辛さやご負担を避けるためにも、製品の購入前に「取扱説明書」や「設定マニュアル(コピー等)」がしっかりと完備されている販売会社・製品を選ぶことが極めて重要です。

■危険5 追加に弱い販売体制
ここまでの危険性をお読みいただいた皆様であれば既にお気づきかもしれませんが、一般的な中古販売会社の中には、買い取った商品をそのまま販売しているだけのケースも少なくありません。そのため、将来的な機器の追加増設や機器交換までを見据えて運用をサポートできる会社は、実はそう多くありません。
しかし実際のオフィス環境では、以下のようにビジネスホンを取り巻く状況が常に変化します。
- スタッフ人数の増減による電話機の増減設
- 組織変更に伴う部署の配置換え
- 事業拡大による新部署の設置
- オフィスの移転・引っ越し
そのため中古ビジネスホンをご購入される際も、将来的な変化を見越して、「追加増設」や「保守サポート」の体制がしっかり整っている販売会社を選ばれることを強くおすすめいたします。
信頼できる会社かどうかを見抜くポイントは1つです。 営業担当者との「口頭での約束」だけで判断せず、パンフレットやWebサイト上に「追加対応」や「保守体制」についての明確な記載・説明があるかどうかを確認することです。万が一のトラブルや将来の増設に備え、Webサイト上に記載されている内容は画面のキャプチャ(保存)をとっておくとより安心です。

■危険6 バッテリーの劣化・放置による事故リスク
これは安全面において非常に重要なポイントです。
本来、主装置に搭載されているバッテリーは、定期的な交換が必要な「消耗品」です。交換しないまま長期間放置すると、バッテリーが液漏れを起こし、最悪の場合は発火に繋がるケースがあります。実際に、古いバッテリーの放置が原因で火災が発生したニュースも報道されています。
近年、中古ビジネスホンの販売を手掛ける業者が増加していますが、中には新品販売のついでに片手間で中古品を扱っている会社も存在します。そうした業者が「バッテリーの交換や安全管理にまで気を配っているか」を見極めることで、その企業の品質・安全に対する姿勢が明確に分かります。
※弊社では、安全性を最優先とし、標準仕様では故障リスクの元となる古いバッテリーを取り外した状態で出荷しております(バッテリーなしでも通常の運用には支障ございません)。 なお、停電対策等でバッテリーの搭載をご希望のお客様には、必ず「新品のバッテリー」を装着してご提供し、交換時期が近づいた際には定期交換のご案内を行っております。

■最後に:中古ビジネスホンとの正しい付き合い方
最後まで文章をお読みいただき、誠にありがとうございました。
ここで一つ、誤解のないようにお伝えしたいことがあります。私たちは「中古品そのものが悪い」とお伝えしたいわけではありません。
本来、製品は大切に長く使われるべきであり、安易な廃棄による過剰な工業廃棄物の増加は、地球環境を破壊する大きな要因となっています。私たちは環境保護の観点からも、リユース(再利用)の取り組みを非常に重要視しております。
大切なのは、中古ビジネスホンに潜むリスクや注意点をあらかじめ正しく知っていただくことです。それらを理解した上で、お客様が真に信頼できる高品質な製品・販売業者と出会っていただけることを、心より願っております。

■お問い合わせ
まずはお気軽にご相談ください。 <電話 0800-170-5555 (通話料無料)>

■会社の電話の基礎知識についてもっと詳しく
■関連情報
| ラピッドでIP-PBXを導入するメリット | 未使用IP電話機 無料 ただ 0円 提供 |
| IP-PBXとは?できる事? | IP-PBXのタイプ クラウドかオフィス設置型か |
| スマートフォンの活用 | タブレットも内線端末にできる |
| BCP対策にIP-PBX活用 | レガシー連携 (既存ビジネスホンを活かす) |
| 固定電話は決まった物限定から何でも可に | CTI CRM 対応 |
| 自動通話録音(全通話) |
